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理事長のひとりごと Director's monologue

台湾旅行記完結編

いよいよ本来の目的地である北港に向かいました。台湾新幹線の嘉義駅から車で25分くらいの距離にある北港は世界文化遺産にも指定されている「媽祖廟」があり私の父の出身地でもあるため沢山の知人や親族がおります。今回は私のいとこの息子の結婚式が行われ、それに出席するために台湾にきたのです。そう、ゴルフや観光はおまけだったのです。結婚式の前日に北港入りし親族にあいさつ回りをし、「媽祖廟」にお参りをし、その晩は私のいとこの招待で台湾料理のフルコースでした。
台湾の食文化は中国同様必ず食べきれないほどの料理が並びます。私たち大人グループは翌日の結婚披露宴の事もあり抑え気味に食べておりましたが息子の太一や甥っ子の宏之、秀人や嫁、姪っ子の真紀など前菜から相当とばしているのを見て家内と小声で最後まではたどりつかないね、などとにやにやしてみていました。
案の定メインディッシュの頃は無理して食べている様でした。(笑)その晩はおとなしくホテルに戻り風呂に入って寝ましたが若者グループは深夜まで徘徊していた様です。
翌日の11時頃から披露宴は開始されました。宴は町の公民館の様な場所で行われ料理は前の日から仕込んでいたという出張料理ですが、食べた事のない様な珍しい物もあり、美味しく頂きました。招待客もたくさんの方々が出席しており3~400人は下らなかったと思います。
ただし10種類以上の立派な料理が大皿で出てきますのどのテーブルもいっぱい残っていました。もったいないな~と思っているとビニール袋が配られるではないですか。そしてみな料理を持ち帰るのです。都会では許されない(食中毒等の関係との事でした。)様ですが田舎ではまだそういう習慣が残っているとの事です。そもそも台湾の結婚式というのは日本の様に厳粛な空気はなく、最後までおしゃべりと笑いに包まれていて涙を誘う挨拶といったものはありませんでした。私も日本から来た親族の代表として壇上で挨拶をいたしましたが、通訳の方の日本語が怪しかったので正しく伝わったかどうか心配です。
目的の結婚式は無事に終わり我々一向は翌日に親族に分かれを告げ新幹線で台北の桃園空港を旅立ちました。

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