専門医の更新の準備が終わりました。

私が所属している「日本口腔インプラント学会」は国に認められている法人の学会です。
１０万人いる歯科医の内12600人がこの学会に所属している大きな学会です。

そのうち７００数10名が現在「専門医」として認定されています。
私が認定された1997年時は179名でしたから当時の4倍以上の数ですから
増えたといえば増えましたが、計算してみると
日本の歯科医のうちの０.７パーセントにすぎません。

これは受験時のハードルの高さが他の○○インプラント学会（いくつかあります)等と比べると
格段と厳しいということ、裏を返せば沢山の経験や知識、そして技術、前向きな姿勢を
持っていないと認定されないということになります。

そして医師免許の様に
一度とれば一生通用する（犯罪などを起こせば簡単に医師免許取り消しになります）
ものではなく5年毎にいろいろな事を証明できる文書を作成し、患者さんの署名入りの
承諾書をもらえた症例報告書などを提出する必要があります。

この準備に約3カ月かかりました。ちなみに7年ほど前に他のインプラント学会の専門医を
受験したことがありますが、約5日の準備で合格しました。
次号では更新の内容に少しふれてみたいと思います。