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理事長のひとりごと Director's monologue

面白かった昔の話

専門医の話があまり面白くなかった様で反応が少なかったので話題を切り替えます。
詳しく知りたい方は「日本口腔インプラント学会」のホームページをご覧ください。

さてこれからお話する事は僕が30代前半の頃の出来事で
僕の目の前で起こった本当のアクシデントです。

電車の窓が開いていたので初夏の6月頃だったと思います。
午後の3時頃でした。日曜日でしたから僕は都内で何か用事があってその帰りに
京浜東北線に乗って座っていました。
隣には結婚式帰りか赤い顔をしたおじさんが網棚に引き出物らしき物を置いたまま座って
いびきをかいていました。
確か川口あたりだったと思います。
ガタンと電車がゆれたと思ったら網棚の荷物が何と落下してきたのです。
その瞬間前に立っていた30代くらいのサラリーマン風の男性が本能的に
手を出して荷物を受けとめようとしました。
しかしその荷物は男性の手にはおさまらず、逆にバレーボールのトスをした様に
荷物はブンという音を立てて窓の外に飛び出て、あっという間に後方へ消えて行きました。

一瞬車内は静まりかえってしまいましたが、その内くすくすと忍び笑いが聞こえ始め、
サラリーマン風の男性は逃げる様にして他の車両へと移動してしまいました。
かく言う私も隣に座っているのはまずいという思いにいたたまれなくなってしまい
他の座席に移動してこの後どうなるのだろうと考えを巡らせていました。

そして「次は浦和ー、浦和です」という社内アナウンスが聞こえてくるとおじさんは
目を覚ましました。
立ち上がり網棚に目をやるとあるはずの引き出物がないのに気が付きました。
首をかしげ、「んー 変だなー」と怪訝の表情で周りを見渡していましたが、
降車駅だったのかふらつきながら降りて行きました。

そしてドアーが閉まると向かいに座っていた太った60代くらいのおばちゃんが
「家に帰ったら奥さんに何て言うんだろーね」というちょっと小馬鹿にした様な口調に
車内は爆笑状態になりました。僕も思わず噴き出してしまいました。
でもこの後、何か暖かい気持ちになり1日楽しい気持ちで過ごせました。

これをご覧になった方の中で「僕も、私もこんな愉快な体験があると」いう方がいたら
是非メールを下さい。このブログに掲載出来る様であれば披露させて頂きます。

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