肺炎の予防はお口の中のお手入れを
こんにちは。
与野駅西口駅前 入江歯科医院
院長の入江です。
コロナの感染者数が都内では
連日50人を超えております。
緊急事態宣言の解除、県境移動自粛の解除後に
このような状況で、改めて気持ちを引き締めて
いかなくてはと思っています。
ご存知だとは思いますが、WHOによると
新型コロナウイルスに感染した人のうち
約8割の方は症状がないか軽症ですみますが、
約2割の方が重症化するとされています。
重症化した患者のうち、
最も多くの報告されているのが
急性の呼吸不全のケースで、ウイルスが肺の中で
増殖して肺炎が悪化し重症化するようです。
コロナ以前からですが、
肺炎に関する恐ろしいデータがあります。
2016年の統計では、
死因別死亡数の割合は
1位 悪性新生物
2位 心疾患
につづいて、次が肺炎です。
年間で約12万人の方が亡くなっています。
この肺炎ですが、
約7割が75歳以上の高齢者であり
そのうち7割以上の方が
「誤嚥」が原因による
誤嚥性肺炎にあたるようです。
この誤嚥性肺炎とは、
誤って気管に入った唾液中の細菌などが
肺に感染して起こる病気です。
誤嚥性肺炎から見つかる細菌は
「歯周病原性」
を中心とする口腔細菌です。
ようするに日頃のきちんとしたホームケア、
また歯科医院での定期的なメインテナンスにより
歯周病原性などの口腔細菌を少なくすれば
回避できる確率が高まります。
やはり口腔ケアは大切ですね。
肺炎予防も含め歯科医院に
定期的に受診してくださいね。
入江