8020を目指して
厚生省が6年ごとに実施している
歯科疾患実態調査によると、
平成23年11月に行われた第10回の調査結果では
8020達成者(80歳で20本以上の歯を有する人の割合)は
38.3%となり、平成11年の調査結果15%から
大幅に増加しています。
これまでのブログで触れたように、
歯を失う2大原因はう蝕と歯周病ですが
歯周病の割合は年々高まっています。
歯周病は単なる口の病気ではありません。
最近、様々な研究により歯周病と全身の健康との
関係がわかってきました。
たとえば、糖尿病の人には歯周病になっている人が多く、
また歯周病が治りにくいという報告があります。
歯周病と心臓病・肺炎・低体重児出産・骨粗しょう症など
との関連も指摘されています。
これからの日本の目標は、健康寿命の延伸です。
健康寿命とは、健康で明るく元気に生活する期間、
つまり寝たきりや痴呆にならない期間の事です。
その為には、歯の寿命を伸ばすことが大切ですね。
20本以上自分の歯がある人は各年代で増えていきます。
今後も8020を意識し続ける事によって、歯の寿命、
そして健康寿命を延ばして行きましょう。
続けていく事によって、歯の寿命を伸ばし、
健康寿命を伸ばすことが可能です。
歯科衛生士 吉田真実