キシリトールについて
キシリトールとは、
白樺(しらかば)や、樫(かし)の樹木を
つかってできた虫歯の原因になる酸を
つくらない天然素材の甘味料です。
実は、キシリトールは、
いちごに100グラム中362mg、
ほうれん草に100グラム中107㎎含まれています。
ただ、量が微量の為、
これらを食べても虫歯予防の効果は低いようです。
通常、虫歯になるには食物を食べ、
歯の表面や隙間に残った糖を
お口の中にいる虫歯菌が摂取することで
砂糖を分解し酸を発生させます。
酸が発生すると、酸によって歯の表面が
溶かされ黒くなり、虫歯になってしまうのです。
キシリトールが働くと、
砂糖と同じ甘さのキシリトールですが
虫歯菌はキシリトールを食べても砂糖と異なって、
分解できず酸を作れないために、
虫歯菌が弱まってしまうのです。
キシリトールを有効に使い、
お口の中を虫歯にならないようにしたいものです。
しかし、キシリトールを食べるだけで
いいのでしょうか。
他に何か気をつけることは、特にないでしょうか。
キシリトールを取るのも良いですが、
その前に大事なことがあります。
1.歯磨きをすること。
2.フッ素入りの歯磨き剤を使うこと。
3.正しい食生活、1日3回時間を決めての食生活をする。
4.歯科医院で定期検診を受ける。
※これらの4つのことが出来ていることが
虫歯予防において重要なことです。
~キシリトールの効率的な摂取の仕方~
キシリトールはタブレットやガムなど
お口の中に長くとどまるものが効果的です。
1番のオススメはキシリトール甘味料100%のものが
良いでしょう。
ちなみに入江歯科医院で販売している
キシリトールガムは
キシリトール甘味料100%含んでいるため
オススメです。
また、その他にも当院では
キシリトールチョコを販売しております。
キシリトールでしっかり虫歯予防をするためには
1日3回高濃度のキシリトールガムなどを摂取し
3か月以上続けると効果的です。
ただし、食べすぎるとお腹がゆるくなる場合が
ありますのでご注意ください。
今日からキシリトール習慣スタートしてみませんか?
歯科衛生士 田中絵里子