ストレスが溜まると歯周病になりやすい?
仕事が忙しくて日々イライラしている、人間関係が上手くいかず悩んでいる、育児が大変など、様々なストレスを抱えて生活されている方は少なくありません。そのようにストレスを抱えている方は、もしかすると歯茎にトラブルが起きているかも知れません。歯茎に痛みや腫れの症状がでる原因の1つに、ストレスが挙げられます。
では、なぜストレスが歯茎のトラブルに関係してくるのでしょう?
それは、ストレスがたまると免疫力の低下が起こるからです。免疫力が低下すると、歯茎が細菌に感染しやすくなり、その結果、歯茎に痛みを伴う腫れが起きてしまうのです。口腔内には数億個の細菌が存在しますが、その多くは免疫力によって防御されています。しかし、ストレスによって免疫力や防御力が低下すると、細菌の活動が活発になり、口内炎や歯周病などの症状を引き起こします。
毎日欠かさず口腔内のケアを行っていても歯周病になるのは、上記のような原因があるためです。また、ストレスによって唾液が減少することも歯茎にとっては大きなダメージです。口の中の多くの細菌は唾液によって洗浄されているため、唾液量が減少すると洗浄が追いつかなくなり、口の中の細菌が活発に活動してしまいます。その結果、細菌の繁殖が進み歯周病を引き起こすのです。
さらに、ストレスは口腔内だけでなく、身体のあらゆる部位に悪影響をおよぼします。血流やリンパの流れを悪くし、食欲不振になれば栄養不足やビタミン不足を引き起こすため、身体の不調に繋がりやすいのです。これらの影響は間接的に歯ぐきにもダメージを与えてしまうので、ストレスは歯にも良くありません。
「ストレスによる歯ぐきの痛みや腫れなら、歯科クリニックを受診しても無駄なのでは」と考えてしまうかも知れませんが、そうではありません。もちろんストレスが原因の歯周病であれば、ストレスをなくすことが重要です。とはいえ、歯茎の痛みや腫れをそのまま放置していると、さらなるストレスを感じることとなってしまい悪循環に陥ります。
歯科クリニックで、歯垢や歯石の除去、抗生物質や痛み止めを処方してもらうことで、痛みや腫れの軽減が可能です。
歯茎のトラブルやストレスに悩んでいる方は、入江歯科医院にご相談ください。さいたま市を中心とするエリアのホームドクターとして、歯の治療を通し身体や心の治療もお任せください。