インプラント手術の成功と失敗とは
インプラント治療は保険外治療になり外科手術を必要とする治療です。そして残念ながらインプラント治療は100％成功するとは限らない治療です。
インプラント専門医院が公開している1992～2019年の実績によると、上顎の手術では成功率は96.3%、下顎の手術は98.4%となっています。上下を合わせた全顎での成功率は97.2%と高い数値となってはいますが、100％でないのが事実です。ちなみに失敗というのは、主にインプラント体が骨と結合することなく抜けてしまうことです。
では、インプラント手術が失敗する原因はどこにあるのか、という点についてご説明します。
まず、患者さん自身の問題となる顎の骨の状況や糖尿病、高血圧などの疾患がある場合には、インプラントの残存率は低下します。また、インプラント治療には外科手術が必要となるために、手術を執刀する歯科医師の経験不足などによるミスでインプラントが脱落したり欠損したりするケースもあります。
インプラント治療の経験が豊富な歯科医師であれば、患者様の口腔内の状態をしっかり見極めて、身体に糖尿病などの症状がある場合、その程度によってインプラント治療の可否を決定することが可能です。事前に内科医と相談を行いながら最終判断をしていきます。
ただし、インプラント治療を施した後から糖尿病などの症状が現れてしまった場合などもインプラントの残存率は下がってしまいます。
その他に、インプラントの成功率を下げる可能性があるのが喫煙者の方です。その理由は、タバコに含まれるニコチンによって、血流が悪くなることでインプラント体と顎の骨の定着が悪くなるばかりでなく、歯ぐきにも悪影響を及ぼすため、細菌感染しやすくなり、インプラント体の脱落や欠損を招いてしまうからです。
したがって喫煙者の場合は、禁煙指導やリスクをご理解頂いた上でインプラント治療を開始します。インプラントを埋め込んでからも喫煙の影響はあり、インプラントの残存率が急激に下がり失敗となってしまうケースもありますので、禁煙をしていただくことをおすすめしています。
インプラント治療を行うなら、ご自身の身体も健康に保つことが重要です。インプラント治療は入江歯科医院にお任せください。当院ではインプラント治療の経験が豊富な歯科医師が在籍しており、インプラント専用のオペ室も完備しております。実績の豊富なインプラント治療をご検討なら、ぜひ当院にお問合せください。